V字カーブ効果とは、売上と収益性の関係がV字カーブを描くようなビジネスを示す言葉です。売上と収益性の関係を見たときに、ニッチな商品や狭い商圏で商売をして、売上が小さい場合は収益性が高く、中途半端な規模で最も収益性が悪く、ある規模を超えると収益性がまた高くなるというようなビジネスです。

飲食業界はこの傾向が顕著で、地域密着の居酒屋や食堂小規模ならメンバーのモラルが高くて、管理コスト、教育コストが低くおさえられます。
一方で、一定規模以上になると、セントラルキッチンを据えたファミリーレストランのように規模の経済が働くようになります。しかし、中規模だと、モラルが低く、管理コスト、教育コストが高くついてしまうからです。
V字カーブ効果は広告代理店や旅行代理店にも表れる傾向です。
アドバンテージ・マトリックスで考えると、分散型産業と規模型産業の両方の傾向が出るビジネスでV字カーブ効果がでると言えるでしょう。
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