売上債権、売掛金、受取手形について解説


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■売上債権とは

売上債権とは、得意先との間で生じた営業上の未収入金(売掛金)や手形債権(受取手形)のことです。

 ●売掛金 

一般的に会社間で、製品やサービスをやりとりするとき、現金を使うことは滅多にありません。通常は納品書や受領書を元にやりとりをして、実際の現金の動きは何ヶ月か遅れた一定の期日に発生します。例えば、商品の売上があった場合、すぐに現金として回収しないで、売掛金として後日決済します。これは、会社間の信用で取引している状態になります。

売掛金の貸し倒れは会社に多大な損害をもたらします。利益率が5%の会社が、100万円分の売上金を回収できなかった場合、その回収できない売上をカバーするのに必要な売上は100万円/5%=2000万円になります。


 ●受取手形 

受取手形は売掛金に比べ法的強制力が強くなります。受取手形には、約束手形為替手形があります。手形は、売掛金による取引では心配な場合に、手形という証券として相手に振り出します。

約束手形は当事者が2人いる場合に用いられますが、為替手形は当事者が3人いる場合に用いられます。為替手形は、例えばA社がB社に対して売掛金が10万円あって、同じ期日にA社がC社に対して買掛金が10万円ある場合、B社からC社へ10万円を払う場合に用いられます。この場合、A社はB社に承認をもらって、C社に為替手形を振り出すことになります。


 ●売上債権の増加要因 

売上債権の増加要因としては、主に次の4つがあります。
・現金取引の割合が減少している。
・債権回収が遅延している。
・手形サイトが長期化している。
・粉飾決算(売上の架空計上)をしている。

(売掛金や手形など、代金を請求してから入金されるまでの期間をサイトと呼びます。)
一般的にサイトが長くなる要因には、次の2つが挙げられます。
・企業が顧客に対する交渉力が弱いこと
・商品を積極的に売り込みたいので、わざと回収条件を緩くするような
 営業施策をとった場合があります。

関連ページ : 売上債権回転率>>   売掛金と手形>>
          粉飾決算の基本パターン>>  買入債務>>

  
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