デファクト・スタンダードとは、市場での競争の結果として業界で決められた基準・標準のことです。業界標準とは、多くのユーザーを獲得しているか、もしくは獲得できる可能性が高い製品または製品の規格のことを示します。
ウィンドウズや、ビデオのVHS形式などは、まさにデファクト・スタンダードの典型です。公的機関の基準として、国内ではJIS規格、国際的にはISOがあります。
技術革新の目覚しい現在においては、企業が自社の規格を業界標準として、後から公的機関に認めてもらい、公的基準になるというケースが多くなっています。
デファクトスタンダードが重要視される理由としては、圧倒的な参入障壁を作ることができるためです。例えば、前述のウィンドウズのように一度デファクトスタンダードになると、後から優れた技術が登場しても、その技術を既存技術に置き換えることが難しくなります。
デファクトスタンダードを確立させるために有効な要素として以下のようなものがあります。
・スイッチングコストが高い
(規格を変えることによる設備、教育、習得にかかるコストが高い)
・ネットワーク効果が働く
(使う人数が増えれば増えるほど価値が高まる)
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