粗利益とは売上高から売上原価を差し引いたものを表します。粗利益は売上総利益とも呼ばれます。売上原価とは製品やサービスを構成するのに必要な原価のことで、販売のための人件費や宣伝広告費は含まれません。メーカーでいうと売上原価は製品の製造原価ということになります。
粗利益は、商品原価と商品売値の差額になるなので、粗利益が大きいということは、商品の原価対してに大きな付加価値をつけて売っているということを示します。粗利益は粗利(または荒利)、売上総利益とも呼ばれます。
粗利益を売上高で割ったものを粗利益率(または売上総利益率)といいます。粗利益率の水準は業種によって異なりますが、同業種に比べ低い場合、コスト競争力が劣っていると考えられます。
売上総利益率を上げるには、単純に次のような方法があります。
・売上単価を上げる
(単価の高い商品の販売比率を上げる、値段を上げるなど)
・売上数量を増やす
(新規顧客を開拓する、既存顧客にたくさん売るなど)
・売上原価を下げる
(仕入価格を下げる、生産方法を見直すなど)
売上総利益率が下がっている場合には、これらの逆のことを疑う必要があります。
参考ページ : 損益計算書を読む 売上原価
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