72の法則とは、複利計算で資産が倍になるまでの年数がわかる法則です。72を複利率で割ると倍になるまでの期間が出ます。
例えば、5%の複利率なら
72/5=14.4年
で資産が倍になります。
しかし、仮に複利率100%の場合、資産が倍になるのは計算するまでもなく1年ですが、72の法則だと0.72年になってしまいます。72の法則はあくまで概算で、実際の年数とは少し違いがあります。
そこで、下の表で本来の期間と72の法則による期間を比較してみました。
(単位:年)

72の法則は、複利率が7.0%〜10.0%では誤差が最も小さく、複利率が低いほど誤差が大きくなるようです。複利率が20.0%を超えると誤差はほぼ2〜3ヶ月程度になるようです。
しかし、複利率が大きい場合の2〜3ヶ月の誤差は微小と言えますし、複利率が小さい場合は、資産が倍になるまでの期間を計算すること自体ナンセンスなので、誤差が大きくても問題ないでしょう。
72の法則は実用範囲では誤差も小さく、計算の手間が少ないことから、十分活用できる法則といえます。
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