コントロールプレミアム


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 ■コントロールプレミアムとは

小口の株式を買う場合と異なり、企業を買収する場合はその企業の支配権を手にすることになります。この支配権を獲得するために支払う対価のことをコントロールプレミアムといいます。


 ●コントロールプレミアムの算出方法 

コントロールプレミアムの具体的な数値は、過去のM&A事例で支払われたプレミアムが参考にして決められます。

例えば、過去の上場企業のM&Aで直近の株価水準と実際の買収価格がわかれば、コントロールプレミアムは次のように求められます。

 コントロールプレミアム = (買収価格 / 直近の株価) − 1

過去の数例を挙げてその平均値をとるという方法がよく用いられます。

一般的にコントロールプレミアムは20〜50%くらいになります。


 ●コントロールプレミアムの理論値 

コントロールプレミアムは、フリーキャッシュフローの累計(DCF法)、EBITDA倍率を使うと、理論的には次のように関係として求められます。(各手法については株価の妥当性を判断するを参照してください)



企業の純資産(簿価)には、将来の営業権や資産の含み益が含まれていません。一方で、EBITDA倍率にはそれらを含んだ上での価値と見られます。

しかし、EBITDA倍率からわかるのは、あくまで株式を保有することが目的であって、支配権までは欲していない投資家が考える価値基準と考えることができます。

支配権を握ると、企業の将来の収益によるリターンを全て享受することができるため、インカムアプローチに近い価値になると考えることができます。

実際に、複数の指標をもって企業の価値を評価する場合は、その指標にはどんな意味があるのか?どのような価値が含まれているのかを考える必要があります。


  


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