スワップ金利とは何かを解説


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 ■スワップ金利

外国為替証拠金取引では、必要証拠金を元に市場からある国の通貨を借りてきて、別の国の通貨を調達して、それを市場に貸し出すということを行っています。例えば、1ドル110円としたとき、円売り/ドル買いを行って、証拠金10万円で1万ドルを受け取るという行為には、その間に110万円を市場から借りてきて1万ドルを保有しているわけです。

この「ポジション」は通常2,3日後に決済となって、外貨の現物を受け取るか、反対売買を行うことができますが、何も指示を与えないとこの決済を繰り越してポジションを持ち続けることができます。これをロールオーバーといいます。

このロールオーバーを続けて、ポジションを持ち続けると、投資家は円借りの金利とドル貸しの金利差を受け取ることができます。これをスワップ金利といいます。


 ●スワップ金利の計算例 

上の例で円売り/ドル買いの1日のスワップ金利が1ドルあたり40円として、このポジションを1年間持ち続けたとすると、1年間に得られるスワップ金利は
  40円×365日=14,600円
となります。もし1年間為替レートが1ドル110円のままで、1年後に円買い/ドル売りをしてポジションを決済した場合、手数料を考慮しなければ、10万円を運用して14,600円の利益を得たことになります。これは利回りにすると14.6%となります。

このように為替差益を得られなくても、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うことで、金利の差額を得ることができます。もちろん反対に金利の高い通貨を売って、金利の高い通貨を買うポジションを維持すれば、金利の差額を払う必要があります。

そして、このスワップ金利は実際に預けた証拠金ではなく、証拠金を元にした取引金額に対して発生するので、上記のように高い利回りで運用することが可能になります。
スワップ金利は日ごとにレートが変わるので、取引を始めたときの金利が永続的に適用される訳ではないので、金利の変化には注意が必要です。


 ●スワップ金利一覧(例) 

各国通貨におけるスワップ金利はいくらくらいなのでしょうか?
下の表はトレイダーズ証券 の2004年10月9日現在のスワップ金利一覧です。為替レートと金利が1年間続いたと仮定した場合の利回りを下に載せておきます。

通貨 為替レート スワップ金利
(1万通貨単位あたり)買い
為替レート、金利変動の
ない場合の金利
米ドル 110.39円 +40円 1.32%
ユーロ 136.21円 +70円 1.88%
豪ドル 197.27円 +100円 4.55%
英ポンド 80.26円 +235円 4.35%
NZドル 74.78円 +115円 5.61%

このときの利回りはレバレッジを全く効かさない場合の値なので、例えばレバレッジを5倍にした場合の1万米ドル(証拠金は220,780円)の利回りは6.6%(金利は14,571円)となります。同じように1万豪ドル(証拠金は160,520円)でレバレッジ5倍の運用をすれば、利回りは22.75%(金利は36518円)となります。

もちろん取引単位と証拠金の額を同じにすれば、外貨預金の代わりとして運用することも可能です。

(参考)外貨預金の金利と交換レート
東京三菱銀行の外貨預金
三井住友銀行の外貨預金


外国為替証拠金取引は信用取引なので、為替差益で損失を被れば、証拠金を追加したり、自動的にロスカットされて取引が強制終了されるなどのリスクがあります。しかし、上記のようにレバレッジを効かせたスワップ金利は非常に魅力的で外貨預金よりも低い手数料で高い利回りを得ることができます。


  


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