ここでは国別通貨比較をしています。万が一のインフレに備えリスクヘッジしておくことは重要です。
外国為替レート一覧
アメリカは世界経済の中心になっていて、国際間取引に広く利用されるなど、米ドルは世界の基軸通貨です。海外旅行をすると米ドルの強さを目の当たりにできます。
この世界の基軸通貨であるドルは弱すぎても、強すぎても世界に与える影響は大きくなります。ドルが強すぎると、各国の通貨が相対的に弱すぎることになり、輸入品の価格高騰からインフレを招くおそれがあります。反対にドルが弱すぎると、デフレを招くおそれがあります。
最近は双子の赤字(経常収支、財政収支の赤字)の影響もあって、ドル安傾向にあるようです。
米ドル為替変動チャート
1999年に欧州12カ国において誕生した新しい通貨です。歴史の浅い通貨ですが、米ドルに次ぐ基軸通貨としての地位を得ています。
ユーロを通貨とする欧州各国の財政はそれぞれ独立しているため、経済政策の一貫性に欠ける面があるなど、構造的な問題点を抱えています。しかし、ユーロはドルに対し、高値を保っています。これはアメリカの1.6倍の人口を抱える地域の潜在力の大きさに対する期待であると考えられます。
ユーロ圏内の経済格差が小さくなれば(それも高いほうに)ユーロは一段高くなる可能性を秘めています。また、今後イギリスのユーロ参入に注目が集まっています。
(2004年末現在のユーロ参加国)
ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、ギリシャ、アイルランド、
ルクセンブルク、オランダ、オーストリア、ポルトガル、フィンランド
ユーロ為替変動チャート
石炭、石油、鉄鉱石などの資源産出国であるオーストラリアの豪ドルは高金利の通貨として注目を集めています。インフレ率や失業率が低いのを背景に世界経済の中でも高い経済成長を見せています。国債利回りも高く、その金利は日本とは比べものになりません。市場での流通量が少ないので、米ドルに比べ変動リスクは大きいといえます。また、他の通貨との連動性が低く、資源国ゆえに商品市況に影響をうけやすいのが特徴です。
豪ドル為替変動チャート
永世中立国として有名なスイスの通貨です。中立国ゆえにスイスフランは安全通貨とも呼ばれていて、有事のときは買いの動きが活発になります。最近は世界情勢がテロの影響により不安定なので、スイスフラン高が進んでいます。
スイスフラン為替変動チャート
イギリスはヨーロッパの経済大国でありながらユーロに参加してません。
経済状態は他国に比べると安定しています。
英ポンド為替変動チャート
オセアニア通貨として豪ドルと共に高金利通貨として注目されています。豪ドルと似たような為替変動を示します。
ニュージーランドドル為替変動チャート
カナダはニッケルや金、石油の産出国として有名です。輸出入ともに対アメリカが一位を占めています。長年貿易黒字を続けるなど、経済状態は先進国の中でも良好です。
カナダドル為替変動チャート
南アフリカは世界一の金やプラチナの産出国として知られていて、アフリカの中では経済大国です。南アフリカの通貨、ランドは金の価格動向に比例する傾向があります。 一般的に米ドルに対する不信感が募ると、金に資金が流れるので、金の価格と米ドルの価格は反比例すると言われています。したがって、ランドと米ドルも反比例するようです。ランドは非常に高金利の通貨として知られています。
中国の通貨元は対米ドルで固定相場となっています(1米ドル=8.27元)。したがって、元は対円で見ると円対米ドルと同じように変動をしていきます。
しかし、最近の中国の経済成長は目覚しく、2003年のGDPは世界第7位です、先進国に肩を並べる水準になっています。最近の石油価格の高騰の一因は中国の需要であると言われています。
こうした状況の中で、人民元の為替レートの安さが輸出競争力の源であるとする不満が国際社会の中で高まっているため、人民元の切り上げ圧力が高まっています。ただ、急速な人民元高はかつての日本のようにバブルを招くおそれがあるため、中国では為替レートの変動には慎重に対応をしています。
中国政府は固定レート維持のために、外国為替市場で膨大な米ドルを買い・人民元売りを続け、米国債などの米ドル資産を購入しています。したがって、外貨準備高が異常なまでに増え、それがマネタリーベースの増加につながり、過剰流動性によるバブルを引き起こしかねない状況になっています。例えば、鉄工業、不動産、自動車産業などでの投資が過熱しています。そのため、景気過熱を防ぐ金利の引き上げが必要とされています。しかし、人民元切り上げ阻止を考えると、金利を米ドル以上に引き上げられなくなっているのが現実です。
※追記
2005年7月21日、ついに人民元切り上げが実施されました。切り上げは2%で、通貨バスケットの採用ということになりました。
インフォシークや各証券会社等で提供されている為替チャートは、対円か良くて対米ドルを表示しているに過ぎません。ところが次に紹介するページでは世界各国の通貨同士のチャートが見られる大変便利なページです。為替は対円で動いている訳ではなく、世界の通過同士が影響を及ぼし合って決まります(その中でも対米ドルは特に重要です)。そのため外貨を対円だけでなく、外貨同士で比較しておくことは、取引の際に大変重要な要素となります。
外国通貨同士のチャートが一目瞭然 Pacific Exchange Rate
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