戦略ポジショニング分析について解説


投資学経営学用語集
N's spirit 投資学研究室 > 経営戦略の基礎を学ぶ > 戦略ポジショニング分析

 ■戦略ポジショニング分析

戦略ポジショニングとは、その業界におけるそれぞれの企業の立ち位置のことです。通常、各プレーヤーは何らかの領域の軸足を置いていて、その強弱を相対的に示すのが戦略ポジショニングになります。

企業分析や戦略立案において、戦略ポジショニング分析は非常に重要な要素となります。代表的なポジショニングとして、このサイトで紹介している以下の3類型が挙げられます。

ポーターの事業戦略類型
 コストリーダーシップ戦略、差別化戦略、集中戦略

価値基準による戦略類型
 製品リーダーシップ、卓越したオペレーション、顧客との親密さ

デルタモデル
 システムロックイン、トータルカスタマーソリューション、ベストプロダクト


しかし、戦略ポジショニングの切り口は他にも多数あります。代表的なのが2軸のマトリックス(ポジショニングマップ)を作って分析する方法です。

             ポジショニングマップの例



 ●売上・利益率によるポジショニングマップ 

定量的な軸を使ったポジショニングマップとして最もよく使われるのが、売上高と利益率をマッピングしたものです。このポジショニングマップの中で、ポーターの3つの基本戦略がカバーする範囲を大まかに示すと、下図のようになります。

      売上高と利益率によるポジショニングマップの例


ただし、分散型事業や手詰り事業のように、規模の効果が働きにくい事業の場合、売上高の高い領域が必ずしもコストリーダーシップにはなりません。
(参考:アドバンテージ・マトリックス


 ●ポジション分析からの示唆 

■空白領域がある
空白領域が存在した場合は、2つの可能性があります。
・その領域に顧客がいない
・その領域に顧客がいるが、収益性が厳しい、技術的に難しいなどの理由で
 誰も手をつけていない

■自社とポジションがかぶる競合がいる
自社と同じポジションの競合がいる場合、大きな脅威となる可能性があります。なぜなら、その領域で競合と十分に差別化できていない可能性があるからです。特に競合の方が何らかの優位性を持っている場合は脅威の度合いは高まります。

また、現状はかぶる競合がいなくても、将来的に競合が自社の領域に入り込んでくる可能性は常に考えておく必要があります。


ビジネスパーソンに必須となる基礎知識・基礎スキル、仕事やキャリアに関する情報を中心に発信するブログ
Ns spirit投資学・経営学研究室

キャリアの課題に直面している方は
大企業【20代後半〜30代前半 必見】 自分の市場価値を簡単に確認する方法
【30代、40代必見】 大企業が直面する課題 今やるべき5つのこと




  


<<PPMへ戻る 業界地位と戦略へ進む>>
 経営戦略基礎
戦略とは
アンゾフの経営戦略
PPM
GEのビジネススクリーン
バリューポートフォリオ
グローバル戦略のパターン
ポーターの事業戦略類型
価値基準による戦略類型
業界地位と戦略
ブルーオーシャン戦略
チャレンジャーの逆転戦略
5つの力
アドバンテージ・マトリックス
戦略ポジショニングの分析
バリューチェーン
デコンストラクション
サービスプロフィットチェーン
リソース・ベースト・ビュー
7つのS
VSPROモデル
PEST分析
PLC
テクノロジー・ライフサイクル
技術戦略(MOT)
事業の経済性分析
経験効果
3C分析
SWOT分析
PDCAサイクル
ビジネスロードテスト
デルタモデル
環境分析のプロセス
製品市場戦略
競合分析フレームワーク
KSFの例






N's spirit 投資学研究室 > 経営戦略の基礎を学ぶ > 戦略ポジショニング分析
投資学経営学用語集

Copyright (c) N's spirit. 2004-2005 All rights reserved.