競合分析について解説


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 ■競合分析フレームワーク

3C分析のひとつ競合分析について、手法、フレームワークの一例を紹介します。ここでの紹介例では、次のプロセスに沿って、競合分析の例を紹介します。

1.競合の定義
2.競合プロフィールの整理
3.自社との比較


 ●1.競合の定義 

競合分析のプロセスで、競合を定義するということは最も重要な作業になります。

競合を定義づける際にはマイケル・ポーターの5つの力の考え方が役に立ちます。すなわち、現在目の前にいる競合だけでなく、新規参入や代替品という軸でも競合を定義づけておく必要があるということです。例えば、鉄鋼業界であれば、代替品となりうる他の素材業界(例えば樹脂)を考える必要があるかもしれません。

しかし、この競合の定義付けを緻密にやっていくと、当然無数の相手が競合として考えられる事態にもなりかねません。そこで、競合のマーケットシェア(金額シェア、数量シェア)や製品ラインナップ、流通チャネルなど面から競合度合いが高いか低いかを判断する必要あがります。

また、代替品や新規参入という軸では、本当に競合となる分野はどこで、その規模はどの程度なのか測って、競合として考える必要があるのかないのかを判断する必要があります。


 2.競合プロフィールの整理 

競合を定義づけることができたら、次に競合プロフィールを整理します。プロフィールの整理には次のようなフレームワークが有効です。



これは、ビジネスシステムによって生み出される製品・サービスがどのような業績や競争優位性を創出し、それが戦略目標とどのように結びついているかという、それぞれの関連性をピラミッド型で表したフレームワークです。

各項目で見るべきポイントは次のとおりです。


■戦略目標
何に価値を置き、どんなパートナーと組んで商売をしているのかを明確にします。


■競争優位性
競争上の強み、弱み、コア・コンピタンスからその企業の競争優位性を明らかにします。


■業績
損益計算書(P/L)の売上、利益からコスト構造を明らかにします。事業別やセグメント別にどのような構成になっているかがわかると、より意味のある示唆を得ることができます。貸借対照表(B/S)の資産、負債、純資産項目を見ると、どのような資金調達をして、どのようなものに投資をしているのか、それは戦略目標と合致しているのか?今後も成長のための投資は可能なのか?を明らかにします。


■提供する製品・サービス
ここでは主に、製品、市場マトリックスを使って、どのような製品をどのような市場に投入しているのか?明らかにします。




■ビジネスシステム
ここでは、バリューチェーンを明らかにし、それぞれの活動にどのような特徴があるかを調べます。その中からわかったキーとなるプロセス、資産、人材などが業界のKSF(Key Success Factor)と合致しているかを明らかにします。(KSFの例はこちらを参照ください)


 ●3.自社との比較 

まとめたプロフィールをベースに競合と自社の定性面、定量面の両面の比較をしていきます。

比較の一例としては、次のようなものがあります。

■パフォーマンス比較
競合と自社の製品やサービスを数値化して比較する方法です。

               パフォーマンス比較の一例
パフォーマンス比較


■ポジショニングマップ
戦略の違いを明確に表すことができます。(詳細は戦略ポジショニングの分析を参照)

               ポジショニング分析の一例
ポジショニング分析


■漏れ分析
チャネルカバー率と勝率を分析する際によく用いられます。


               漏れ分析の例

漏れ分析


  


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