ブランド戦略について解説


投資学経営学用語集
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 ■ブランド戦略

ブランドとは、顧客に対して一定の価値を提供していること示すもので、顧客にとっては信頼の証となるものです。ブランドは育てるのが難しい一方で、一度育つと貴重な経営資源となります。


 ●ブランドの種類 

ブランドにはいくつかの種類があります。

■コーポレートブランド
会社名そのもののブランドです。例えば、トヨタやリッツカールトンなどは会社名そのものがブランドとして認知されています。

■製品ブランド
製品に付与されているブランドです。例えば、ウィンドウズやウォークマンなどが挙げられます。

■成分ブランド
最終製品に内在されている部品に対する。例えば、シマノやインテルが代表例として挙げられます。


 ●ブランドの機能 

ブランドには提供する会社側と提供された消費者側の双方にもたらす機能があります。

■提供する側の機能
・ロイヤリティーの醸成機能(○○だから買う)
・価格の妥当性を示す機能(○○だから値段が高い)
・競合に対する参入障壁を築ける機能(○○ブランドには簡単には勝てない)

■提供される側の機能
・自己表現の手段となる機能(○○のバッグをもっている)
・品質保証の機能(○○だから安心、何かあったら○○は誠実な対応をしてくれる)


この他に、ブランド認知が進むと以下のような機能(ベネフィット)を得ることができます。
・優秀な人材を採用できるようになる
・従業員のモチベーションがあがる
・グローバルに商品を展開する際の助けになる


 ●ブランドの育成 

ブランドを育成する上では、ブランドに対する以下のような誤解を払拭しておくべきです。

×商品名、ネーミング、スローガンである
○ブランドとは、単なるネーミングではなく、上述のように顧客ターゲットに対する一定の価値を提供するもの

×広告宣伝により構築されるもの
○顧客が経験する接点によって構築されるもの


したがって、ブランドの育成には以下のような点を考慮する必要があります。

1.ブレない価値を提供し続ける。
例えば、ウォークマンという名のテレビや、インテルという名のスピーカーがあったり、ソニーがタイヤを作ったりすると、その製品の価値が低いことだけでなく、他の製品の信用にまで影響が出ます。一度ブランドコンセプトを作り上げたら、そこからブレない価値を提供し続けることが重要です。

2.ブランドの意味合いを言い続ける。
単なる製品やサービス機能の説明だけでなく、その製品を買ったり、サービスを受けたりすることで、ライフスタイルがどのように豊かになるのかということにまで踏み込んだメッセージを送ることで、ブランドが浸透していくようになります。


  


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