ロジックツリー作成方法を解説


投資学経営学用語集
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 ■ロジックツリー作成方法

ここでは、ロジックツリーの作成方法を解説します。


 ●顕在化している問題を探す 

ロジックツリーの場合、出発点に設定するのは、原因を掘り下げて考えたい問題や解決すべき課題になります。

前者の場合だと、「なぜ売上が落ちているのか?」、「なぜ在庫水準が多いのか?」などが出発点になります。

後者の場合だと、「売上をあげるには?」、「来客数を増やすには?」といったことが出発点になります。


 ●出発点の問題を分解する 

次に、出発点の問題を分解する必要があります。分解とは、いくつかの要素に切り分けることです。要素の切り分けの際にはMECEを強く意識する必要があります。


 ●MECEの切り口を考える 

頂点の問題をMECEに分解しくといっても、MECEの切り口には様々なものがあります。例えば、車のディーラーで、売上が落ちているといった場合、MECEの切り口には次のようなものが考えられます。

・車種別 ・顧客の年齢層別 ・燃費別 ・店別 ・月別

など、他にもたくさんあります。

切り口を考える際に重要なのは、何を知りたいかです。A支店の売上が悪そうだという仮説を持っているのに、車種別の売上を調べても効果は薄いでしょう。MECEの切り口を考える際に、その切り口で切るとどんなことがわかるのかも、併せて考える必要があります。

<分解切り口の参考ページ>
現象をモデルで考える
ROAツリー
売上高の分解


また、MECEの切り口を作る際には、広く知られているフレームワークを参考にしてもよいでしょう。(詳細はフレームワーク思考に記載)


 ●MECEの分解パターン 

MECEに分解するための3つの代表的なパターンを紹介します。

足し算型(同質のものの組み合わせ)
足し算型とは、全てを足し合わせると全体になるような分解の仕方です。足し算型には次のような例があります。

売上 = A店の売上 + B店の売上 + C店の売上 + D店の売上

掛け算型(異質の組み合わせ)
掛け算型とは、全てを掛け合わせると全体になるような分解の仕方です。掛け算型には次のような例があります。

売上 = 従業員1人あたりの売上 × 従業員数

プロセス型
プロセス型とは、結果に至るまでの行為をプロセスで分解するパターンです。例えば、顧客の購買に至るまでのプロセスAIDMAを使うと次のような分解できます。

商品を買ってくれない訳
=そもそも商品を知らないから + 知っているが興味がないから
 + 興味を持っているが欲しいと思わないから + 欲しいと思うが動機がないから
 + 動機はあるが行動できないから


 ●分解のコツ 

分解する際に、必ずMECEに分けるコツは、「XとX以外」という分け方です。基本はこれでOKです。ただし、X以外に情報の8割くらいが入るようでは、切り方が甘いといえます。その場合は、X以外の中で、いくつか分解できないか、再度考える必要があります。


 ●分解したものがMECEがどうか確認する 

上記のように、車のディーラーの売上を店別に分解すれば、必ずMECEになります。しかし、場合によっては、分類の仕方がMECEかどうか判別しにくい場合があります。そういう場合は、具体的な例をいくつか出して確認することが必要です。その例が、どの分類にも属さない場合は、モレがある状態ですし、2つ以上の分類に属してしまう場合、ダブりがある状態といえます。

例えば、世の中の飲み物の容器をMECEに分解するときに、缶、瓶、ペットボトルと分けたとします。ここで、紙パックという例を出せば、分類の仕方がMECEではないということがわかるので、分類の仕方を変える(少なくともその他を加える)必要があります。


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