ピラミッドストラクチャーとは、ロジックツリーとは何かを解説


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 ■ピラミッドストラクチャー(ロジックツリー)とは

ピラミッドストラクチャーとは、主張とその根拠や、問題点とその詳細をピラミッド構造したものです。ピラミッドストラクチャーは、ロジックツリーとも呼ばれます。ピラミッドストラクチャーの構成要素はMECEであることが基本です。


 ●ピラミッドストラクチャーの例 

交通手段は、陸路、空路、海路と分けることができます。陸路はさらに電車、車、徒歩、バイク、自転車・・・と分けていくことができます。さらに電車なら新幹線、在来線に分けていくことができます。さらに新幹線なら自由席、指定席(あるいは禁煙席、喫煙席)に分けられます。

この一連の分解をピラミッド状にしたのが、下の図です。




ピラミッドストラクチャーにすることで、方法を網羅的に考えることができます。

実際にピラミッドストラクチャーを構成するときは重要なところだけ掘り下げます。例えば、大阪から東京に行くのにクロールで行くかバタフライで行くかを真剣に検討しても仕方ありません。

しかし、原因究明や問題解決のためには、いらないと思う部分もピラミッドの上位の方で網羅してほうがよいでしょう。検討した上で切り捨てるのと、始めから検討しないのとでは大きな違いがあるからです。


 ●ピラミッドストラクチャーのメリット 

ピラミッドストラクチャーを意識すると次のようなメリットがあります。

@問題の全体把握が容易
ピラミッドストラクチャーを広く、深く構成すると問題の全体像が明確になります。全体像が把握できると、一押しだった案がダメになっても、別の案をすぐに容易できるというメリットがあります。また、広く検討した上での最善の結論であるということがわかりやすいので、交渉やプレゼンでの説得力が増します。

A議論のズレを修正できる
上の例でいうと、「新幹線の自由席」と「レンタカー」の優劣を論じても、お互いの階層が異なるので優劣を比較できません。この場合は、「電車」と「車」といった同じ階層のもので優劣を論じる必要があります。(上の例ではまずありませんが、実場面では階層のズレたところで議論を戦わすことがよくあります。)

B議論の目的がはっきりする
ピラミッドストラクチャーの頂点に問題があるため、議論の目的がはっきりします。上の例では、「大阪から東京までの交通手段」を導くという目的がはっきりしていますが、ピラミッドストラクチャーができていないと「新幹線を選ぶ」ことが目的になってしまうかもしれません。あるいは、議論がいきなり「在来線」と「新幹線」の比較になるということを防ぐことができます。


 ●ピラミッドストラクチャーの種類 

ピラミッドストラクチャーは主に「論理を構造化するもの」「問題の原因・対策を分解・分析するもの」に分けられます。

■論理の構造化
「論理構造型」では、「売上を伸ばす必要がある」といった主張をピラミッドの頂点に置き、その根拠をピラミッド構造にしていくときに使います。重要なのは頂点に、最も言いたい事(主張)をもってくるということです。
論理構造型ピラミッドストラクチャーの作成方法

■分解・分析型
「分解・分析型」では「売上が落ちている」など、問題をピラミッドの頂点に置き、原因を分解して分析するのに使います。上の例で挙げた、移動手段は分解・分析型になります。
分解・分析型ピラミッドストラクチャーの作成方法


よく、原因を突き止めるために何故を5回繰り返せと言いますが、ピラミッドストラクチャーも5階層くらい作るとよく分析できるそうです。(逆に5階層くらい掘り下げないと誤った判断になる可能性が高くなります。)


ピラミッドストラクチャーで重要なのは、最初の階層はできるだけ上位概念で分けることです。上の交通手段の例で、最初の階層からいきなり「車、飛行機、船・・・」とやり始めると切り分けが大変になり、モレが生じやすくなります。

上の例のように「陸路、空路、海路」とか「人力で動かすもの、動力のあるもの」など、最初は大きな枠組みで考えるとモレが少なくなります。


 ロジカルシンキングがわかる本 

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
マッキンゼーの社員が書いたロジカルシンキングの本です。さすがにマッキンゼーで仕事をしているだけあって、本の構成はしっかりしていてわかりやすい内容です。MECEについて、これでもかというくらい掘り下げています。ただし、随所に出てくる例題の解答が無いので、答えを知りたい人には不向きです。みんなで答えを議論するグループディスカッションの教材としてはうってつけの本だと思います。

  


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