マトリックス分析とは、異なる2つの切り口を座標として分析する方法です。マトリックス分析によって、異なる切り口の相関を見たり、全体の中でモレている部分を発見するのに使えます。
マトリックス分析の例を紹介します。
マトリックス分析をよく用いる分析方法として、セグメント分析とは、市場や商品をある切り口(セグメント)で分ける方法です。

上の図のように、ある商品をターゲットとする年齢層と価格帯で分けると、どの商品がどこをカバーしていて、どこが抜けているのか一目瞭然でわかります。
この場合、A〜Eの商品ではカバーできないような、中級価格帯で高年齢向けの商品や、高級価格帯で若者向けの商品は、まだ市場投入されていないので、投入すればそのセグメントの顧客を独占することができることがわかります。
もうひとつ、マトリックス分析としてよく使われる分析方法に、CS/CE分析があります。CS/CE分析とは、現状の顧客満足度(CS)と顧客の期待度(CE)をマトリックスにして分析する方法です。

CS/CE分析では、通常マトリックスの右下に位置する部分を重点的に改善する必要があると考えられます。
改善のためには、「CSを向上させる」か「CEをコントロールする」ことが必要です。
■CSを向上させる
CSを向上させるには、評価の低い昨日やサービスを改善する必要があります。
■CEをコントロールする
CEをコントロールするには、CSの低い商品に対して、過度な訴求をやめて適切な訴求をすることが必要になります。
その他にも、経営戦略によく用いられるPPM分析や、重要度と緊急度のマトリックスなどがよく用いられます。
定量分析の場合、2つの変数を動かして結果がどうなるかをマトリックスで分析することがあります。そのときにはエクセルのテーブル機能が役に立ちます。
例えば、元本100万円を長期で預金するとした場合に、金利と預金期間を変数としてリターンを求めことを考えます。この場合、次のようになります。

次に、表全体を選択し、データの中にある「What-If分析」からデータテーブルを選びます。(エクセル2007より前のバージョンの場合、「データ → テーブル」の順に選びます。)

データテーブルを選ぶと、「行の代入セル」と「列の代入セル」というものが出てきます。これは、行(横軸)の値と、列(縦軸)の値を計算フォーマットのどの値に置き換えるかを聞いてきているもので、今回の場合は行には金利の値を、列には預金期間の値を入れます。

ここでOKを押すと、下の図のように2つの変数に応じた計算結果を表示することができます。

このようにテーブル機能を使うことで、簡単に2変数の分析をすることができます。
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