ロジックツリーとは、文字どおり論理を構成するツリー上のものです。ロジックツリーは、表層に見えている問題から、真の問題を発見する上で、大変役に立ちます。
交通手段は、陸路、空路、海路と分けることができます。陸路はさらに電車、車、徒歩・・・などと分けていくことができます。さらに電車なら新幹線、在来線に分けていくことができます。さらに新幹線なら自由席、指定席(あるいは禁煙席、喫煙席)に分けられます。
この一連の分解を図にしたものが下の図です。

ロジックツリーにすることで、方法を網羅的に考えることができます。
実際にロジックツリーを構成するときは重要なところだけ掘り下げます。例えば、大阪から東京に行くのにクロールで行くかバタフライで行くかを真剣に検討しても仕方ありません。
しかし、原因究明や問題解決のためには、いらないと思う部分も上位の方で網羅してほうがよいでしょう。検討した上で切り捨てるのと、始めから検討しないのとでは大きな違いがあるからです。
よく、原因を突き止めるために何故を5回繰り返せと言いますが、ロジックツリーも5階層くらい作るとよく分析できるそうです。(逆に5階層くらい掘り下げないと誤った判断になる可能性が高くなります。)
ロジックツリーで重要なのは、最初の階層はできるだけ上位概念で分けることです。上の交通手段の例で、最初の階層からいきなり「車、飛行機、船・・・」とやり始めると切り分けが大変になり、モレが生じやすくなります。
上の例のように「陸路、空路、海路」とか「人力で動かすもの、動力のあるもの」など、最初は大きな枠組みで考えるとモレが少なくなります。
@問題の全体把握が容易
ロジックツリーを広く、深く構成すると問題の全体像が明確になります。全体像が把握できると、一押しだった案がダメになっても、別の案をすぐに容易できるというメリットがあります。また、広く検討した上での最善の結論であるということがわかりやすいので、交渉やプレゼンでの説得力が増します。
A議論のズレを修正できる
上の例でいうと、「新幹線の自由席」と「レンタカー」の優劣を論じても、お互いの階層が異なるので優劣を比較できません。この場合は、「電車」と「車」といった同じ階層のもので優劣を論じる必要があります。(上の例ではまずありませんが、実場面では階層のズレたところで議論を戦わすことがよくあります。)
ロジックツリーの作り方は、「ロジックツリー作成方法」にて詳細に解説しています。
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