感度分析とは、ある指標の変化が最終結果にどのように影響を与えるかを明らかにすることです。例えば、売上、費用、利益を考える際に、費用の中でも固定費が5%上がった場合の利益、変動費が10%下がった場合の利益などを明らかにするなどは感度分析の一例です。
感度分析をすることで、環境変化により指標が変化した場合に、どの程度の損害を被るのか、あるいは予想外の利益がどの程度生まれるのかを定量化することができます。これによって、不確実な事象に対して具体的な備えをすることができるようになります。
感度分析の一例として、売上高、固定費、変動費が変化すると、利益にどのような影響を与えるか見てみます。
まず、標準ケースとして売上高を2000万円、固定費を300万円、変動費を1200万円(売上高の60%)とします。この場合、利益は500万円です。
ここで、各要素が-20%〜+20%の間で変動したとすると、利益はそれぞれ下の表のようになります。
(単位:万円)
|
標準ケース |
売上高が変動 |
固定費が変動 |
変動費が変動 |
| 変動率 |
0% |
20% |
-20% |
20% |
-20% |
20% |
-20% |
| 売上高 |
2000 |
2400 |
1600 |
2000 |
2000 |
2000 |
2000 |
| 固定費 |
300 |
300 |
300 |
360 |
240 |
300 |
300 |
| 変動費 |
1200 |
1440 |
960 |
1200 |
1200 |
1440 |
960 |
| 利益 |
500 |
660 |
340 |
440 |
560 |
260 |
740 |
この感度分析からは、変動費の変動が最も大きく利益を左右し、固定費の変動による利益への影響が最も小さいことがわかります。
感度分析の結果を視覚化して図にする場合、大きく2つの図を用います。ひとつはスパイダーチャート、もうひとつはトルネードチャートです。
■スパイダーチャート
スパイダーチャートとは、横軸に各要素の変動率、縦軸に影響を見たい結果を取ったグラフのことです。要素をいくつか分析すると、くもの巣のようなグラフになることからスパイダーチャートと呼ばれています。
上の例で上げたものをスパイダーチャートにすると、以下のようになります。グラフにすると一目瞭然で変動費の影響が大きいことがわかります。

通常、スパイダーチャートでは、上下の変動率を20%としてグラフ化します。
■トルネードチャート
トルネードチャートとは、各要素の値を80%の確率で起こり得る範囲にした場合の最終結果に与える影響をみるためのグラフです。変動幅の大きいものから順に上から並べていくので、あたかも竜巻のようなグラフになることからトルネードチャートと呼ばれます。
先ほどの例で、各要素の変動幅±20%が80%の確率で起こると仮定した場合のグラフは次のようになります。

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ロジカルシンキング基本思考
論理展開パターン 演繹法
論理展開パターン 帰納法
MECE
ピラミッドストラクチャー
ピラミッドストラクチャー作成1
ピラミッドストラクチャー作成2
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相関係数・回帰分析
ファクター分析
コーザリティ分析
マトリックス分析
パレート分析
感度分析
統計の基礎的手法
現象をモデルで考える
ROAツリー
売上高の分解
フレームワーク応用例
ロジカルシンキング例題1
仕事力アップに活用する
交渉の基本概念
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