有価証券報告書とは何かを解説


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 ■有価証券報告書を読む

有価証券報告書とは、投資家保護の観点から証券取引法に基づき、有価証券(株式など)の発行会社が金融庁へ提出するものです。企業を定性的、定量的に分析するなら、まず有価証券報告書を一読することが必要になるでしょう。

有価証券報告書には、企業の内情を示す重要な情報(財務諸表や株主情報、戦略方針)がダイジェストで載っています。 有価証券報告書は15分もあれば一通り目を通せるので、投資の前に読んでおくことをおすすめします。

 EDINET・・・有価証券報告書を閲覧することができるページです。
       株式を公開しているほとんどの会社の有価証券報告書を入手できます。

なお、この有価証券報告書に虚偽記載などがあると、悪質な場合には上場廃止の処分になります。


 ●有価証券報告書の内容 

有価証券報告書には一般的なフォーマットがあるようで、どの企業のものを見ても同じような項目が並んでいます。そこにはどんな内容が記されているか。以下に示していきます。

※企業の概況
この項目には、経営指標の推移、会社の歴史、事業内容、関係会社の状況が記されています。これを見ると、意外に会社のイメージとは異なる事業に手を出していることがわかることもあります。


※事業の状況
この項目には、セグメント別に見た事業業績、会社の考えている課題、経営目標、事業リスクが記されています。ここでは会社が今後どのような方向性で経営していくかが示されています。


※設備の状況
設備投資や設備売却、設備新設や除去の詳細が記されています。


※提出会社の状況
この項目には、株式の総数とか株主の状況や議決権の状況が記されています。すなわち会社の資本金の出所とその状況、株式の異動状況がわかります。ここには役員の略歴や生年月日なども載っています。


※経理の状況
この項目には企業の財務諸表が記されています。財務諸表は子会社までを含めた連結財務諸表と会社単独の財務諸表を載せています。明細には主に次のようなものが記されています。

セグメント別の売上高、利益
・有価証券(株式や債券)の種類
・有形固定資産や資本金、負債の明細

以上のように事業毎の利益構造や、現金の出所から用途を細部に渡って記載してあります。

※提出会社の参考情報
提出会社の親会社の情報や、その他参考情報が記載されています。


 ●有価証券報告書以外にも情報源はある 

有価証券報告書以外にも、企業のホームページに行くと事業概要や財務内容を示した資料を見ることができます。


※決算短信
決算短信には財務諸表や主要な経営指標が載っているので、見てみると良いと思います。決算短信は有価証券報告書より少し手軽な内容になっています。

参考 : 決算短信とは


※アニュアルレポート
アニュアルレポートとは企業活動の詳細をまとめた年次報告書のことです。アニュアルレポートでは有価証券報告書に載っているような財務情報などに加え、企業のビジョンや今後の在り方についても言及しています。投資対象をもっと詳しく分析するならアニュアルレポートを読むと良いと思います。


  


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