理論株価の算出には、企業価値を求める必要があります。
企業価値 = 事業価値(将来獲得するフリーキャッシュフローの総和)
+ 金融資産
理論株価算出においては、まずはじめに将来獲得するフリーキャッシュフローを求めていきます。
FCFとは企業が自由に使うことができるお金です。そのためFCFは本業の儲け(EBIT)から次の項目を加減して求めます。
FCF(フリーキャッシュフロー)の式で表すと次のようになります。
FCF = NOPAT(税引き後利益) − 運転資本の増減
− 設備投資額 + 減価償却費
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| ●FCFの算出1(NOPAT(税引き後利益)を求める) |
FCFを算出するために、NOPAT(税引き後利益)を求めます。NOPATは、EBIT(金融収支経常利益)を使うと次のように求められます。
NOPAT = EBIT × ( 1 − 実効税率 )
(EBIT = 経常利益 − 受取利息 + 支払利息)
(実効税率・・・法人税等支払額 / EBIT)
将来のNOPATを求めるには、将来のEBITと実効税率を求める必要があります。
将来のEBITは、簡易的に求めるために、売上高に対するEBIT(売上高EBIT率)を算出して、将来にわたってその割合が変わらないと仮定します。
売上高EBIT率 = EBIT/売上高
将来の実効税率は、過去の実効税率を参考に設定します。
FCF算出のため、運転資本の増減を求めます。
運転資本の増減 = 今期の運転資本 − 前期の運転資本
運転資本 = (売上債権 + 棚卸資産 − 買入債務)
将来の運転資本の各項目は、過去の回転月数(1月あたりの売上高または売上原価に対する比)の実績を参考に設定します。
売上債権=(売上高×売上債権回転月数/12)
棚卸資産=(売上原価×棚卸資産回転月数/12)
買入債務=(売上原価×買入債務回転月数/12)
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