組織構造の種類について解説


投資学経営学用語集
N's spirit 投資学研究室 > 組織を設計し人を動かす > 組織構造

 ■組織構造

組織とは、企業の戦略を効率的に実現するためのもので、誰が何をするのか、誰が誰に仕事をさせるのか、誰が誰仕事をするのかを決めるためのものです。組織を作ることで、指揮命令系統が決まり、仕事を分業でき、情報の伝達をスムーズにさせることができます。

ただ、一言に組織と言っても、形態は様々です。ここでは、主な組織の種類とそのメリット・デメリットについて解説します。

 ●組織構造の種類 

組織構造には、主に次の3つがあります。

1.機能別組織
開発、営業、生産など、どんなことをするかによって区切った組織のことです。急激な外部環境変化が少なく、組織の効率性・専門性を高めることが成功要因になり、かつ事業形態が単純な事業に適した組織です。

2.事業部制組織
会社の中で、製品別あるいは顧客別に事業単位を区切った組織のことです。顧客や製品の特性、ビジネスの仕組みが異なる事業を複数運営するのに適した組織です。

3.マトリックス組織
機能別と事業部制をマトリックスにした組織です。

 組織構造のメリット・デメリット 

メリット デメリット
機能別組織 役割分担を明確にできる
部門間での機能重複を防げる
従業員が個々の専門性を高められる
意思決定権を組織上位者に集中できる
全社利益よりも部門利益を追求してしまう
ゼネラルマネージャーが育ちにくい
組織間の連携が悪くなる
事業部制組織 1つの事業部で業務プロセスを完結できる
事業部に権限を分権できる
ゼネラルマネージャーを育成しやすい
全社的なベクトルあわせが難しい
経営資源の取り合いや情報の伝達漏れなど事業部間で軋轢を生じやすい
マトリックス組織 機能別組織の特徴である専門性と事業部制組織の特徴である権限の分権を両立できる 意思決定のメカニズムが不明瞭になる
内部調整が多くなり、業務プロセスが複雑になる。その結果顧客に目を向けられなくなる。


 完璧な組織は存在しない 

機能別組織、事業部制組織のメリット・デメリットを見ればわかるように、完璧な組織というものは存在しません。それぞれにいいところ、悪いところがあるからです。では、組織は何を基準選ぶのか?

それは、経営学者のチャンドラーが「組織は戦略に従う」と言ったとおりで、戦略を実行する上で最も最適となることを基準として選ぶ必要があります。そして、どんな組織にも必ずデメリットはあります。そのデメリットを組織構造を変えることにより、解消しようとしても必ず別のデメリットを生じてしまうので、次ページに紹介する人事システムで補うことなどを考える必要があります。


  


人事システムへ進む>>
 人・組織の基礎
組織構造
人事システム
組織文化
チームビルティングとは
タックマンモデル
ジョハリの窓
マズローの欲求5段階説
期待と課題のマトリックス







N's spirit 投資学研究室 > 組織を設計し人を動かす > 組織構造
投資学経営学用語集

Copyright (c) N's spirit. 2004-2005 All rights reserved.