2011年03月27日
 ■ 実践 M&Aマネジメント

本書はM&Aのトピックスを網羅的にまとめた一冊です。

企業価値評価の手法や買収・分割のスキームだけでなく、買収における税務、法務、交渉面にも言及しておりM&Aを実務として担当している方にとっても有用な内容となっています。

M&A担当部門や経営企画部門で仕事をしている方におすすめです。



2010年10月05日
 ■ 管理会計


管理会計とは、企業内部の意思決定や組織コントロールのために用いられる会計のことです。(参照:管理会計

文字どおり、会社の戦略を管理するために導入しているもので、どういう管理会計を導入するかによって戦略の成否が分かれると言っても過言ではないほど、管理会計は企業のマネジメントにとって重要なものです。

本書では、その管理会計について必要な知識を完全に網羅。組織構造と管理会計のあり方、予算編成、バランススコアカード、コストコントロールや原価企画など、管理会計の分野における重要な概念を詳細に解説しています。

財務担当の方はもちろん、経営企画スタッフの方にもおすすめの一冊です。



2010年07月20日
 ■ 稲盛和夫の実学―経営と会計


アメーバ経営で有名な元京セラ/稲盛氏の経営哲学を記した本です。

部門独立採算制の会計システムである「アメーバ経営」を独自に 構築した裏で、稲盛氏がいかに会計の原理原則、基本、本質を徹底的に掘り下げて考察を重ねたかがよくわかります。

・キャッシュベースの経営
・一対一対応
・筋肉質経営
・ダブルチェック
・採算向上

など、どれも原理原則からすれば当たり前ですが、その当たり前を徹底して実行できたことが京セラの発展につながったのではないでしょうか。

この本を読むと、優れた経営者は、数字に強く、会計に強いことが必要条件なのだと強く感じます。



2010年03月25日
 ■ 企業価値評価 第4版 【下】

昨日紹介した本の下巻になります。企業価値評価の基礎的、理論的な内容が多かった上巻に比べて、下巻はM&A、リアルオプション、エマージング市場での価値評価、銀行などの個別業種における評価方法など応用的な内容になっています。

特にM&Aの場面における価値創造のことを知っておくと、市場で起こっている買収に対する感度が大いに高まると思います。

参考:ファイナンスの基礎知識・理論



2010年03月24日
 ■ 企業価値評価 第4版 【上】

企業価値評価のバイブルと言える一冊で、上下巻あるうちの基礎や理論を記した上巻になります。

DCF法、資本コスト、ROICの計算、予測財務諸表の作成など企業価値評価を実施する上で不可欠な知識をハイネケンのケースなど実例を交えて紹介。実践的なテクニックも多く盛り込まれています。

経営を勉強している方はもちろん、投資家にとっても、機関投資家がどのように会社の評価を下しているのかを知るという意味でも、また自らファンダメンタル分析に基づいて企業価値評価をするという意味でも必読の書だと思います。


参考:ファイナンスの基礎知識・理論



2010年03月17日
 ■ [新版]グロービスMBAファイナンス


コーポレート・ファイナンスの分野を基礎からしっかり学びたいというファイナンス初学者にうってつけの一冊です。本書なら企業価値とは、リスクとは、リターンとは、キャッシュフローとはという基礎に対して簡単な事例も交えてしっかり答えてくれます。

しかし、内容は概論にとどまっているので、ファイナンスをこれから本格的に学びたい方は、本書を入門書として、すでにこのサイトで紹介している以下3冊とあわせて読むことをオススメします。


ファイナンシャル・マネジメント 企業財務の理論と実践
コーポレート・ファイナンス上巻
コーポレート・ファイナンス下巻



2010年01月10日
 ■ 決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法

私が知っている財務諸表の解説本の中で、最も評価の高い本がこの「財務3表一体理解法」です。本書の優れている点は、具体的な事例を取り上げながら財務3表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)がどのように変化するのかをわかりやすく解説している点です。

また、基礎的な内容に加えて、後半では、M&A時ののれん代の処理や事業再生時の減資などバランスシートが大きく変わる場面で、具体的にどの数字がどのように変わるのかを解説。

財務諸表の基礎からやや拡張的な内容まで、幅広く、かつわかりやすく読める一冊です。



2009年11月03日
 ■ MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA)

バリュエーション(企業価値評価)の実務経験を豊富に持ったM&Aアドバイザーである著者がまとめた、企業価値評価に関する本です。


DCF法、PER、EBITDA倍率など、実際に実務で使う様々な方法で企業価値評価を紹介していますが、詳細を掘り下げるというよりは、考え方の大枠を示す感じで書かれているので、財務の知識を少しでも持っていれば十分に内容を理解できると思います。


実務者がどのようなアプローチで企業価値を評価するのか知っておくという意味では投資家や経営者にとっても大変役立つ本だと思います。



2009年06月21日
 ■ ビジネスアカウンティング

・財務諸表の基本構成
・連結財務諸表の見方
・倒産企業の事例
・損益分岐点分析や業績評価などの管理会計手法
・国際会計基準への言及

など財務諸表の理解を大くくりで手助けしてくれる内容になっています。


前半の損益計算書と貸借対照表の演習は、頭を財務諸表に慣れさせるためにはうってつけの内容だと思います。その他の事例でも、財務諸表から企業活動の推定していくプロセスを詳細な解説つきで書かれていて、わかりやすく勉強になります。


前書きにも書かれている、「簿記や会計理論を知らない人が、仕事で財務諸表を役立てるべく書かれた一冊」というのは大いに納得できます。



2009年04月05日
 ■ バフェットの財務諸表を読む力


永続的競争優位性を生み出せる企業をそこそこの価格で買って、長期に持ち続けるというのがバフェット流の投資術であることは、バフェット関連の本を読んだことのある個人投資家であれば、すでに既知の内容でしょう。

本書は、そのバフェット流投資術をわかりやすく財務諸表レベルにまで落とし込み、58個のポイントにまとめています。

内容的には「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」と重なる部分もありますが、異なる視点、異なる言葉で改めて考えを読むと新たな気づきをもたらしてくれます。私自身は、本書を読んで財務諸表の原理原則をもう一度教えてくれているという感覚を持ちました。

興味のあるポイントだけをピックアップして読むこともできるので、手軽に手に取れる一冊です。



2009年03月15日
 ■ コーポーレートファイナンス2


昨日に引き続き、下巻の紹介です。

オプション、様々な負債、リスク管理、財務計画、企業再編・合併などを紹介しておりファイナンスの応用編という位置づけになります。内容はかなり専門的ではありますが、文章自体は平易な書き方になっているので、上巻がある程度理解できれば、下巻を読み進めることはできるでしょう。

とはいえ、上巻に比べれば財務担当者向けの要素が濃い内容なので、一般の個人投資家であれば、本書のような掘り下げた部分まで足を踏み入れる必要はなさそうです。

ただ、強いて言うなら企業合併の章を読んでおくと、買収合戦などの際に知識と役立つと思います。



2009年03月14日
 ■ コーポーレートファイナンス


これまで、いくつかコーポレートファイナンスの本を紹介してきましたが、この本はコーポレートファイナンスの決定版といえる本だと思います。上下巻あわせて、1400ページ近くのボリュームがあるので、全部読むのは大変ですが、ファイナンスの内容を網羅的におさえてあるので、辞書のように使える本だと思います。

上巻では、現在価値の考え方、リスクとリターンの考え方、資金調達と資本構成など、本サイトでも取り上げているファイナンスの基礎的部分に触れられています。

以前紹介したファイナンシャルマネジメントは財務諸表の基礎知識を延長させてファイナンス理論を紹介するという構成で、ファイナンスの導入部分をおさえていましたが、本書はそこからさらに発展させてファイナンスを本格的に学びたい方がもつのに適した本だと思います。

どの章も非常に示唆に富んでおり、コラムも面白いです。経営者、企業の財務担当者はもちろん、企業側のファイナンスに対する考え方を理解するうえでは、一般の投資家にもおすすめできる内容です。



2008年10月06日
 ■ ファイナンシャル・マネジメント 企業財務の理論と実践


コーポレート・ファイナンスの参考書を紹介します

本書は、アメリカMBAでも活用されているファイナンスの教科書だそうです。以前この日記で紹介したファイナンスの本は企業価値評価に特化していましたが、この本はファイナンス、財務会計の基本的な内容をほぼ網羅しているので、財務予測の方法やデリバティブの基礎、DCF法による企業価値評価の方法を一通り学ぶことができます。

特にキャッシュフロー計算の際に、減価償却費、運転資本、埋没費用、本社費などの管理費をどのように扱うかなど説明している章は、実務でキャッシュフロー計算をする方には大変参考になる内容だと思います。



2008年04月06日
 ■ 会社の値段


会社の値段を算定する必要性、値段の実体、値段の計算ツールを紹介する本です。経営者、投資家の両方ともに必読の書といえると思います。この本では、株主価値の評価には、DCF法PEREBITDA倍率があればOKというスタンスをとっています。(しかもDCF法とPERは本質的に同じであると説いています。このあたりの解説は本サイトに盛り込んでいきます。)

以下、計算ツールの公式です。
株主価値=企業価値+現預金などの余剰資産−有利子負債
DCF法における企業価値=FCF/(r-g)(DCF法の最も簡便なやり方)
rはリスク(通常はCAPMやWACC)、gは成長率
PER=株価/EPS=1/(r-g)
EBITDA倍率=企業価値/(営業利益+減価償却費)
(企業価値=時価総額+有利子負債−余剰資産)


本書を読んで、私なりに株主価値を評価するときのイメージを次のように考えました。
1.企業の内在的な価値が理論的に株主価値にどう表れるかをDCF法で見る。
2.WACCを使って市場がその企業の成長率をどう評価しているかをPERで見る。
3.会計方針や特別損益の影響を排除したEBITDA倍率で競合と比較をする。
こうしてまとめてみると、株主価値をクイックに求めるには、この3つの指標で十分だと思いました。(DCF法の精緻さによりクイック度合いはかなり変わりますが・・・。)



2005年08月08日
 ■ 企業価値評価(実践編)

この本は、私の企業価値評価への理解を助けてくれる一冊でした。

DCF法を用いた企業価値評価のプロセスをステップ毎に詳細に解説しています。市場環境、競争状態からパラメータをどう考えるのか、何をキードライバーとして考えるのか、東京製鐵やカゴメの例を使って、丁寧な説明がされています。

企業価値評価を実際に使う実務者の向けの本ではありますが、実務者がどんなプロセスで価値評価をするのか知っておくことは、投資家にとっても重要だと思います。


最初に読んだ「ケースと図解で学ぶ企業価値評価」よりは詳細な内容になっているので、企業価値評価のさらに理解を深める目的で2冊目として読むのがおすすめです。



2005年08月06日
 ■ ケースと図解で学ぶ企業価値評価


私がDCF法による理論株価算出に目覚めた一冊です。

比較的平易な表現が多いので、DCF法を用いた企業価値評価を初めて学ぶのにうってつけの本といえます。キヤノンを題材として、株価算出に必要となる企業価値評価のステップをひとつずつ丁寧に解説しています。

この本を一通り読んでから、応用編を読みすすめていくことをおすすめします。





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