2011年08月15日
■ 影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか


本書は人がどのような心理で動かされるのかを次の6つのポイントで解説しています。

1.返報性
2.一貫性
3.社会的証明
4.好意
5.権威
6.希少性

本書では、承諾誘導のプロの事例に基づいて解説していますが、セールスマンに限らず、マーケティングプランを作ったり、組織や上司・部下を動かすためのテクニックとして使ったりすることもできるでしょう。一方で、騙されやすい人や、自分の本意とは異なる行動をいつもとらされてしまっている人にもおすすめです。

2011年06月11日
■ 戦略の原点


本書は経営戦略のコンセプトを実務レベルで活用可能なものに厳選し、戦略の基本という位置付けでまとめたものです。(本書の表現を引用すると枝葉を理解するための幹の部分にフォーカスをあてているということになります)


企業の成長目的に始まり、ファイブフォース分析などの外部環境分析やバリューチェーンなどの内部環境分析の手法、事業戦略の基本パターンを紹介。後半ではM&Aの概要や戦略の意思決定や実行の要諦にも触れていて、戦略立案から実行までの基本概念をコンパクトにまとめられています。


それぞれのコンセプトの説明は簡略化されているので、本サイトでも紹介しているような複数の戦略本を読んだ上で、もう一度基本に立ち返る際に適した一冊です。

2011年06月04日
■ 製品開発力と事業構想力


本書は、ハーバードビジネスレビューに掲載された論文を製品開発・事業構想というテーマに沿って集めて掲載したものです。


最初の章では、イノベーションを世に送り出す際にとるべき選択肢、インテグレーター、オーケストレーター、ライセンサーについて考察。それぞれのメリット・デメリットが述べられています。(最近はイノベーションが複雑になってきているため、オーケストレーターやライセンサーという考え方がますます重要さを増してきています。)


次の章では、この論文を書いたのちにヒット作「ブルーオーシャン戦略」を生み出したW・チャン・キムによる示唆に富んだ3つのフレームワーク、ユーティリティーマップ、戦略的プライシング、ビジネスモデルガイドを提唱されています。


その他にも技術イノベーションを生み出す方法や、市場投入方法を示した論文が6つ掲載されています。


製品やサービスの開発担当者、マーケティング担当者におすすめの一冊です。

2011年05月22日
■ PowerPointビジネスプレゼン ビジテク 図を描き・思考を磨き・人を動かすプレゼンテーション


本書はパワーポイントを使った実践的なプレゼン資料作成の指南書です。


前半はパワーポイント2007を使った図表デザインの仕方を解説。後半では、本サイトでも取り上げているロジカルシンキングの概念(MECEピラミッドストラクチャーなど)と、実践的なチャート作りのプロセスを紹介しています。さらに悪いチャート例をどう改善させるかといった例も載せられています。

パワーポイントに慣れた方だと、前半はやや冗長に感じるかもしれませんが、後半の部分はプレゼン資料作りの参考になると思います。以前紹介したマッキンゼー流 図解の技術 ワークブックと並んで、ビジュアル部分のセンスを養うにはうってつけです。(本書自体も様々な論理思考本やプレゼン本からの引用があります)


仕事で多数のプレゼン資料を作る機会がある方におすすめの一冊です。

2011年05月21日
■ マッキンゼー式 世界最強の仕事術

本書はマッキンゼーで3年間勤務した著者により書かれたもので、効率的・効果的なアウトプットを出すための仕事への取り組み方が示されています。世界最強と言うとおおげさですが、仕事の基本スキルをサラッと習得するのに役立ちます。

本書で書かれている取り組み方には以下のようなものがあります。

■最初の会議で問題を解決してしまう
行動する前に問題の解決策を考える(当初仮説をたてる)

■メッセージを効率よく伝える秘訣
簡潔さ、完全さ、構造

■シングルヒットを打つ(期待に応える)
すべてができるわけではないのだから、しようとしないこと。すべきことだけを、きちんとする。ホームランを狙って、10打席のうち9打席で三振に終わるより、コンスタントに一塁に出るほうがずっといい。

いずれもベテランの社会人にとっては当たり前のことでしょうが、入社3年未満の方に仕事の取り組み姿勢を教えるのには適した一冊でしょう。

2011年05月15日
■ マッキンゼー現代の経営戦略


本書はタイトルには「現代」と書かれていますが、1979年に発行されたもので、以前紹介した、ストラテジック・マインド企業参謀と並んで古典とも言える本です。

戦略に関する本は多数ありますが、本書はそれらの原点とも言えるもので、現代の経営戦略にも当てはまる6つの基礎的フレームワークが紹介されています。


<本書で紹介されているフレームワーク>
PMS(Product Market Strategy)
PPM(Product Portfolio management)
PIP(Profit Improvement Program)
OVA(Overhead Value Analysis)
SFM(Sales Force Management)
TPM(Technical Portfolio Management)

2011年04月13日
■ BoPビジネス戦略 新興国・途上国市場で何が起こっているか

BOPとは、Bottom of the Piramidのことで、1人あたり年間所得が3000ドル未満の経済ピラミッドにおける底辺層のことを示します。世界の人口の72%、約40億人がこの層に該当するそうです。

少し前からこのBOPを対象にしたビジネスが注目を集めていますが、本書はそのBOPビジネスを豊富なバックデータと、P&G、フィリップス、コカコーラなどの事例を紹介

それらを体系的にまとめて、BOPビジネスの創造に向けたチェックリストを掲載。また、ローカルグロースチームの5原則を紹介するなど、BOPビジネスを本格的に始めようとする人に大きな示唆を与えてくれます。

新興国向けビジネスに取り組んでいる方におすすめの一冊です。

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