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2010年09月24日
 ■ 企業参謀 戦略思考とは何か

本書は経営戦略、戦略思考の古典と言える一冊です。30年以上前に書かれたにも関わらず内容は全く陳腐化していないのがすごいところです。

中期計画の立案ステップ、製品市場戦略の立案ステップの他、競争優位の構築の仕方を3種類紹介。競争優位の構築は、KFSによるもの、相対的なポジションによるもの、新機軸によるものという3種類を紹介していますが、これらは現代でも経営戦略の定石として使われているもです。

事業企画に携わっている方におすすめの一冊です。



2010年09月20日
 ■ デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座


本書では、多数のM&A案件に従事してきた著者の経験に基づいた企業分析の要点が記されています。マーケット軸(ビジネス・キャピタル)と環境軸(内部・外部)のマトリックスに分けた分析フレームワークを用いて、9つの会社を題材にして分析事例を紹介しています。

特筆すべきは、各種分析に出てくる著者の図解力です。言いたいことと、それを構成するわかりやすいフレームワーク、そしてそれを簡潔に図解している点が素晴らしいです。

ファンダメンタルを重視して株式投資をする方におすすめの1冊です。



2010年09月19日
 ■ 新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密


本書は、前編「マーケットの魔術師」と同様に、投資家の成功哲学をインタビューによって掘り下げたものです。前作とセットで読むことで多数の投資家たちの考えや成功ルールに触れることができます。


巻末には、本書と前編の投資家から得た42の金言がまとめられています。


1.動機の確認
2.動機の吟味
3.取引手法と正確の一致
4.有利であること
5.取引手法を確立せよ
6.取引手法を開発することは大変なことである
7.才能と努力
8.良いトレードに労力はいらない
9.資産とリスクの管理
10.トレード戦略
11.規律
12.自分に責任があることを承知せよ
13.自主的である必要性
14.自身
15.負けもゲームのうち
16.自身喪失と休憩
17.助言を得ようとする衝動
18.忍耐の効能
19.じっとしていることの重要性
20.低リスクなアイデアの開発
21.多様なトレードサイズの重要性
22.段階的な仕掛けと手仕舞い
23.正しいことは天才であることよりも重要である
24.ばかを見ることを心配してはいけない
25.行動するときは慎重であることより重要なときもある
26.動きの一部が取れれば十分
27.勝ちトレードの数よりも収益を最大化せよ
28.不実であることを学べ
29.部分的な利益を引き出せ
30.期待とは、使ってはいけない言葉である
31.楽なことをするな
32.勝たなければならないのなら、決して勝てない
33.窮地から簡単に脱することができそうなら再考せよ
34.心を閉ざすのは良くないことである
35.マーケットは興奮を求めるには高価な場所である
36.トレーダーの落ち着いた状態
37.ストレスの認識と除去
38.直感に注意せよ
39.人生の使命と努力を愛すること
40.達成の要素
41.価格は予測不能ではない=マーケットには勝てる
42.釣り合いの取れたトレードを



2010年09月18日
 ■ マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣


本書は、自身も投資家である著者が、アメリカのトップトレーダーが成功してきた要因をインタビューを通じて明らかにしたものです。初版は1989年で、投資家の間では古典として知られている本です。

本書では、成功のカギとなる要素、トレードに対するスタンスやルール、失敗談などを掘り下げられていて、様々な成功パターンを知ることができるので、投資家に対して多くの示唆を与えてくれます。


投資家としての感性や成功への方法論を知りたいかたにおすすめの一冊です。



2010年09月17日
 ■ 企業変革力

企業を変革する上での要諦をまとめたコッターの名著です。

市場は成長期から成熟期に、ターゲットをドメスティックからグローバルへと企業のあり方が変わってきている中で、多くの企業で「変革」というキーワードは外せないものとなっています。


本書では、企業変革が失敗する原因を踏まえて、企業変革の8段階のプロセスを提唱。また従来求められていたマネジメント能力と、これから求められるリーダーシップ能力の違いやリーダーシップのあるべき姿にも言及。


変革を導くリーダーになる方、なりたい方におすすめする一冊です。


<8段階のプロセス>
・危機意識を高める
・変革推進のための連携チームを築く
・ビジョンと戦略を生み出す
・変革のためのビジョンを周知徹底する
・従業員の自発を促す
・短期的成果を実現する
・成果を活かして、さらなる変革を推進する
・新しい方法を企業文化に定着させる



2010年09月12日
 ■ 組織力を高める 最強の組織をどうつくるか

本書では、組織力=遂行能力×戦略能力と定義。

遂行能力=業務を完遂する力、人材を育て、継続的に結果を残すための力
戦略能力=ビジネスモデルを構築する力、組織、戦略ともに環境変化に適応させる力

組織力が弱い組織と強い組織を分ける差異を旧日本軍や民間企業を引き合いに出して解説した後に、組織力を高める、すなわち遂行能力と戦略能力を高めるための方法論を詳細に解説しています。

企業のトップマネジメントはもちろん、中間管理職にも大変オススメできる一冊です。



2010年09月11日
 ■ 自問力のリーダーシップ

本書は、ショートケースを交えながらリーダーとして持つべき気構えやセオリーを紹介。プロジェクトチーム運営、再生マネジメントにおけるリーダーシップやチームの成果を確実に出すためのリーダーシップについて解説しています。

ショートケースにおける失敗事例を題材にして理論を解説という形式をとっているので、非常に読みやすい構成になっています。

係長クラス以上のマネージャーの方にオススメの一冊です。



2010年09月08日
 ■ 現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件

本書では、強い企業の条件を現場力という切り口でまとめられ、その現場力を高める7つの条件を記されています。

強い企業とは、高い経営品質、すなわち競争戦略、オペレーション、リーダーシップの品質を誇る企業であるとして、その高い経営品質を動かすのが「現場力」であるとしています。さらに、その現場力を品質、コスト、スピードと各々の持続性と定義し、現場力を高める条件として次の7つをあげています。

・哲学としての現場力
・脱、事なかれ主義
・主権在現
・自律的サイクル
・見える仕組み
・オルガナイズスモール
・継続する力

さらに現場力を高める方法として、核となる人材育成とインフォーマルなコミュニケーション、否定や失敗を恐れない思考について言及しています。

現場のオペレーション能力を高めたいマネージャーにおすすめの一冊です。



2010年09月06日
 ■ ビジネス仮説力の磨き方

仮説という言葉はよく聞きますが、よい仮説とは何か?どうやって立てればいいのか?検証の方法は?などの疑問も多くあります。本書では、そんな疑問に対して具体例を交えて解説しています。


よい仮説とは?
新規性と独自性があり、かつビジネスに活用できる(ここが大事!)こと

仮説の作り方は?
常識を疑い、新しい情報と古い情報を組み合わせるなど

仮説の検証方法は?
枠組みを作って、情報を集めて、分析する、ときには仮説を見直す


仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」と合わせて読むことで仮説思考をより深く理解できると思います。



2010年09月05日
 ■ 新賢明なる投資家 下 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法

ベンジャミン・グレアムの名著「賢明なる投資家」に、近年の解釈を交えた新版の下巻となります。

防衛的投資家と積極的投資家の2種類の投資パターンを紹介した前作に引き続き、それぞれの投資家の株式選択の基準に加えて、普通株や債券の分析方法、個別企業の事例紹介など、バリュー投資家、長期投資家にとっては大いに示唆に富んだ内容となっています。

上巻「新賢明なる投資家 上」と合わせて読むことをおすすめします。



2010年09月04日
 ■ BBTシリーズ8 コンサルティング入門 (BBTビジネス・セレクト)

名門コンサルティング会社BCGのシニアアドバイザーである内田和成氏が記したコンサルティング業務の基本を解説した本です。

課題発見、解決策の検討、意思決定、実行という問題解決のプロセスに沿って基本業務を6つのスキル、分析、インタビュー、ディスカッション、仮説、パッケージ作成、プレゼンテーションという軸で紹介。

さらに、顧客の期待値マネジメントやプロジェクトのマネジメント、企業変革のコツなども紹介。コンサルタントとして活躍するために必須となる能力やコツを惜しみなく公開しています。


コンサルタント業務に携わっている方はもちろん、企業の企画・管理部門や企業変革の旗振り役をしている方にもぜひご一読頂きたい本です。



2010年09月02日
 ■ 新賢明なる投資家 上 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法

本書は、ベンジャミン・グレアムの名著「賢明なる投資家」に、近年の出来事に注釈を付けて、現代におけるグレアム流の投資を理解させてくれる一冊です。

PBRが1.3以下の銘柄を対象にして、一度買ったら相場の気まぐれを気にしないという優良で割安な株を長期で保有するというグレアムの投資手法を紹介。その手法は弟子であるバフェットにも引き継がれいます。

その他に、ドルコスト平均法で投資ファンドや財務内容のよい企業に投資をする防衛的な投資手法と、人気がなく、割安な銘柄に集中投資をする積極的な投資手法の2種類を紹介したり、株式と債券の持分比率を考察するなど、内容は様々な示唆に富んでいます。

ファンダメンタルを重視した株式投資をする方には、是非ご一読頂きたい一冊です。





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