2008年07月01日

 ■ 株価をどう評価するか

前回の日記で、株価の分析をしたので、株価の評価について少し書いてみます。

市場の株価が適正かどうかを判断する主な方法として以下のものがあります。
1.PERやPBR、EBITDA倍率などのマルチプルで他社と比較する。
2.DCF法や配当割引モデルなどを使って企業が内在する価値を求める。

しかし、どれをとっても絶対的な値というものはなく、算出した値に対しては、見方によって安いという人もいれば、高いという人もいるなど様々です。中には、市場でついている値段が一番正しいという見方もあります。

その中で、我々は何を株価の拠り所として投資をするのか。PERやDCFなどの投資尺度はありますが、結局のところは、自ら考える前提条件、将来予測、価値観が拠り所になってくるのだと思います。要するに、本当にその値段で納得して買えるかどうか、ある種、文芸作品を購入するのと同じような感覚ともいえると思います。


では、そもそも投資尺度を見る意味があるのか?という疑問ありますが、私は、意味があると考えます。なぜなら、投資尺度から、市場はその企業に対してどういう前提条件を置いているのか?どういう将来予測をしているのか?ということを逆に導くことができからです。そうした前提や予測が自分の仮定したものとどのように差異があるのか?その差異は十分起こりうる範囲の話なのか、それとも全く起こる見込みのない話なのかで株価判断の拠り所のひとつにできます。(つまり、納得感を高めるのに役立つわけです)


ちなみに、PERやEBITDA倍率などのマルチプルからは、市場がその企業の成長率をどのように見ているか、パラメーターの多いDCF法からは、市場がその企業の売上成長率、将来の利益率や設備投資の見込み、WACCという形で表れるその企業のそもそものリスクをどう見ているかを測ることができます。



 

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投稿者 ふるて : 2008年07月01日 15:34



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