2008年06月28日
久しぶりにDCF法の計算シートをいじって、現在保有している中国株の株価について簡単に考察しました。
前提条件として、利益率、運転資本、設備投資、減価償却費は、常に売上の一定割合とし、リスクフリーレートは中国国債金利4.3%、リスクプレミアムには5.5%を用いました。
これらの条件をもとに、現在の中国のGDP成長率約9%と同じペースで成長したとして理論株価を計算すると、以下のようになります。(計算方法の詳細は株価分析を参照ください)
0857ペトロチャイナ:5.99ドル
(6/27現在:10.04ドル)
0902華能国際電力:-0.89ドル
(6/27現在:5.40ドル)
1138中海発展:8.48ドル
(6/27現在:22.60ドル)
何と、理論値がいずれも実際の株価を大幅に下回る結果となりました。(こうした結果は、よくあることですが。)
では、逆に理論株価が今の株価と同じになるように、向こう10年間の売上成長率を設定するとどうなるかやってみました。(言い換えれば市場はどの程度の成長率でこれらの企業を見ているのか?ということです)
0857ペトロチャイナ:15.8%
0902華能国際電力:21.5%
1138中海発展:21.0%
この結果をどう見るかは個人差があると思いますが、私はこの成長率では売上は伸びないと感じています(つまり今の株価は高いと感じます。)昨年中国株を一部売却して、元本を確保したのには、こうした計算結果が背景にもあったのです。(逆に購入時点は私が計算した理論株価に対し、実際の株価がかなり割安でした)
(ちなみに、DCF法は前提条件の置き方で出てくる数値が大きく異なります。したがって、計算する人、個々人が妥当性の高いと考える前提が異なると、出す結論もかわってきます。)
さて、実際の株価が理論株価より低いのはなぜか?理由のひとつとして、配当金があると思います。2007年の各社の配当金を2007年12月時点の株価で割って利回りを出してみたところ次のようになりました。
0857ペトロチャイナ:2.8%
0902華能国際電力:3.9%
1138中海発展:2.7%
4%以上あった04年頃に比べれば低いですが、まずまずの利回りでしょう。(実際、華能国際電力は配当利回り目当てに持っているようなものです)
以上のことから、現在の株価は、企業の成長から考えた理論株価より割高ではあるものの、現状の利回りを確保できるような配当をできれば、株価の下落圧力は緩和できそう。くらいは言えるか?と思います。(私の場合、配当利回りが低くなれば、少なくとも華能国際電力売りでしょう。)
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投稿者 ふるて : 2008年06月28日 01:53
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