2007年05月01日

 ■ 経営指標の変遷 最近は事業リスクを含む指標が主流に

「青山マネジメントレビュー」の第11号に、最近は事業リスクを含む経営指標が重視されているという話が載っていたので少し紹介します。

80年代までは企業が重視する経営指標は、売上高や営業利益、経常利益といった収益の規模を示す指標が重視されていたのですが、90年代に入ってROEやROA、ROICといった資本効率を示す指標が重視されるようになってきたそうです。(私自身もROICに注意を払っています。)

投資家の中でも、これらの指標を重視して投資をしている人が非常に多く、今や四季報や株式情報サイトでは必ず出てくる指標となっています。

そんな中で、最近はリスクを含む指標を見る例が増えきているというわけです。その例として株主価値やEVA、RAPM(※)などがあるそうです。

ROEやROA、ROICがある期間の効率性を示す値であるのに対し、株主価値、EVA、RAPMいずれも事業リスクを反映した投資家の要求リターンである「資本コスト」を取り入れた指標です。投資家の影響力が強くなってきていることが、こうしたリスクを織り込んだ指標を重視させている要因だそうです。


こうしてみると指標は年々複雑になっていて、個人投資家が厳密に計算するのが大変になっている気がします。ただこうした指標が経営指標として活用されている以上、投資家としても厳密な計算はできなくとも、指標の意味するところを十分に理解しておくことが重要だと思います。


(※)RAPM(Risk Adjusted Perfoemance Measurement)とは、事業リスクの大きさに見合った収益性を測定するための指標で、RAPMの代表的指標としてSVA(リスク調整後付加価値=純利益−必要株主資本×ハードルレート(WACC)があります。



 

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投稿者 ふるて : 2007年05月01日 22:22



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