2007年05月15日
一般的に競合他社というと自社にとって「敵」とする見方が多いかと思います。例えば、コンビニの場合、エリア内の顧客の絶対数の割りに軒数が何軒もあると、そのエリアは間違いなく激戦区になり限られたパイの食い合いになるでしょう。あるコンビニの向かいに競合店ができれば、そのコンビニの売上減少は必至だと思います。
しかし、競合というのは、ときにはメリットをもたらす「味方」となります。先のコンビニの例であれば、近隣の競合店は「敵」として認識されるケースが多いですが、これがアパレル関係だとどうでしょうか?例えば、セレクトショップが数軒立ち並ぶようなエリアがあるとします。
この場合、近隣の競合店は「敵」とは言い切れず、どちらかというと「味方」に近い存在だと思います。なぜなら、人はポツンと1軒だけ立っているセレクトショップに行くより、何軒も立っているところをグルグル見て回りたいからです。つまり、競合他社が近くにたくさんいることでシナジー効果が生まれるわけです。
この他にも競合が「味方」になり得る場合があります。例えば、ある新興国に先行して参入していたメーカーがあるとします。このメーカーの売っている商品は新興国にとって馴染みの薄いもので、これから市場を切り拓くことが重要であるとします。
この場合、このメーカーよりも規模の大きなメーカーが参入してくることは必ずしもマイナスにはなりません。規模の大きなメーカーがバンバン広告宣伝することで、最初に参入していたメーカーにも市場機会が広がるチャンスになるからです。
さて、このように競合は「敵」でもあり、同じ業界の「味方」でもあるわけですが、最近身近なところでも競合を「味方」と感じるものを発見しました。それが私の運営しているような個人サイトです。
私のサイトの相互リンクサイトはジャンルがかぶっていれば競合になり得るわけですが、実際はほとんど誰も競合として認知していません。もちろん、それぞれがお互いにない独自のコンテンツを持っているからということもあるのでしょうが、少なくとも個人サイトは同一ジャンルでリンクしあうことでシナジー効果が生まれると思っています。(このあたりはアパレル系に似ているでしょうか)
人は何かを調べるときに、同じジャンルのサイトが集まっているところに行きたがるのでしょう。私の場合でも1つのサイトを調べた「ハイ、終わり」とすることは少ないですしね。
« ロングテール現象〜購買意欲の高いテール層 | N's spirit 投資日記| 経営の実態を表していない財務諸表をどうするか? »
投稿者 ふるて : 2007年05月15日 23:15
●トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.nsspirit-cashf.com/mt/mt-tb.cgi/505