2007年05月25日

 ■ 非上場企業 非上場のメリット・デメリット

「経営の実態を表していない財務諸表をどうするか?」の話は後日書くことにして、ちょっと非上場企業について書きます。

最近、いろいろなところで非上場(すなわち株式市場に上場していない)というワードを目にします。大手でいうと、ロッテやサントリーなどは上場企業ではありませんし、ここ1、2年の間に「すかいらーく」や「キューサイ」、「サンスター」などMBO(経営陣による企業買収)を実施して非上場化する企業も増えています。

上場することでは、市場から広く資金調達でき、常に市場(証券会社のアナリストやときには個人投資家)による経営のチェック機能が働くというメリットがあります。

一方で、ステークホルダーが増えることで経営に口出しされることが多くなり経営の自由度が低くなったり、ときには第3者に買収されるという危険にさらされたりするというデメリットがあります。

非上場企業になっている(あるいは非上場にした)企業を見ると、多くの会社が後者のデメリット、その中でも経営に対する自由度ということを気にしている様子が見受けられます。実際、株主(特にアナリスト)からは短期的な利益を要求されることが多いので、長期的に企業変革をしたい企業にとっては周囲のアナリストは大きな障害になることが多いようです。
(ちなみに、MBOにはファンドと組んでリストラ後に再上場して短期的利益を獲得する狙いのものあるようです。ただし、これは従業員にとっては自分の会社をマネーゲームの道具にされているようで、気分のいいものではないでしょう。)

企業の社会的責任を考えたときに、必ずしも上場は必要なものではないのでしょう。こういった非上場の事例を見ると、経営者は上場が真に従業員・顧客のためになるかを考えてから判断することが求められるものだと感じます。

個人投資家は、とかく上場企業を注目しがちですが、経営を考える上では、非上場企業から見習う点も多いのでしょう。



 

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投稿者 ふるて : 2007年05月25日 23:14



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