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リスク管理について、今読んでいる本に面白い実験の結果があったので紹介します。
ラルフ・ビンスという先物や株式、オプション市場のコンピューターによるトレーディング戦略を開発したトレーディング・コンサルタントがいます。
ビンスは、博士号を持つ40人を対象に次のような実験をしました。
・勝率60%のコンピューターゲーム
・ゲームの回数は100回
・手持ちの掛け金は1000ドル
・毎回好きなだけ賭けられる
勝率60%のゲームなので、最終的に1000ドルより増やした人は半数以上いるだろうと思ってしまいます。ところが、1000ドルより増やしたのは、たったの2人だったそうです。
このゲームは毎回10ドルづつ賭ければ、平均して1200ドルの利益を得られます。ところが、参加者は負けが連続すると掛け金を大きくして、勝ちが続くと掛け金を小さくするという傾向があり、最終結果は1000ドルを下回ってしまうそうです。
利益を最大化するには、毎回資金の20%を賭け続けるとよいそうです。平均で7490ドルまで増やすことができるそうです(詳しい解説までは載っていませんでした)。
簡単に言うと、負けているときは少なく賭けて、勝っているときは大きく賭けることが重要だということです。
勝率60%という極めて優位性の高いゲームでも、資金管理を間違うと勝てないという非常に興味深い実験結果だと思います。
最近、個人投資家が急増しているのは、みなさんご存知のとおりです。メディアでも株式関連ニュースの露出が増えていて、個人投資家そのものを取り上げる新聞記事もよく見かけます。
その個人投資家の大量参入が昨年末の株価急騰の一因と言われています。
さて、昨年大量に参入したであろう個人投資家ですが、今後どうなるのでしょう。私なりに予測してみました。
今年はライブドアショックもあり、株価は下落しましたが、これは一時的なもので長期的に考えると影響は微々たるものと考えています。個人投資家の投資意欲は近いうちに復活すると見ています。
しかし、株価とて永久に上昇するわけはありません。いずれは頭打ちになり、長期の調整、下落の局面を迎えるでしょう。そうなると個人投資家は市場からすんなり退出していくでしょうか?
私は一度、投資の味を知った人間が、すんなり市場から退出していくとは考えられません。
昨今はインターネットの普及で国内株以外にも外国株、為替取引のほか、様々な金融派生商品への投資が身近になっています。そのため、個人投資家は国内株式市場以外の市場で取引をするという選択をすることができます。これが、昔のようなバブル崩壊時なら市場からの退出という選択肢しかなかったと思います。
そうすると、国内の株価が調整局面に入ったところで、徐々に他の市場に資金が流れていていくという考え方ができます。
したがって、株価が上昇して割安感が薄くなりつつある国内株よりも、今のうちに海外の株式や他の金融商品に目を向けておくことが重要かと考えます(特に最近、国内動向が派手なせいで、中国株の話題が少ないようにも感じます)。
明けましておめでとうございます。
昨年は相場の全体的な上昇に助けられた一年と思います。今年は日経平均が20000円を超えるか?という楽観的な見方が一部で広がっていますが、世の中一寸先は闇。
2006年は、株式投資に加え、昨年から始めた為替FXにオプション取引、それにeワラントを組み合わせて、適切なレバレッジを効かせつつ、株式相場の上げ下げに関わらず利益を生み出せる投資家を目指したい考えです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。